選挙戦を振り返る

あのときの選挙戦を振り返ってみましょう。

快進撃

出馬宣言により、「虐げられている弱者」の指示を得たオバマは快進撃を始めます。
最終的に、その勢いは、ヒラリー・クリントンとの一騎打ちという決戦にまで持ち込みます。
当初、誰がみても、知名度と資金力に勝る、元ファースト・レディのヒラリー・クリントンの勝利は火を見るよりも明らかでした。
実際、2008年1月3日に行われたアイオワ州党員集会では、ぶっちぎりのトップでオバマの勝利でしたが、同じ年の1月8日に行われたニューハンプシャー州予備選ではヒラリー・クリントンに負けています。
しかし、26日に行われたサウスカロライナ州予備選では、アフリカ系や若い白人及びヒスパニック層などからの圧倒的な支持を受けてのオバマ圧勝。
その頃には、他の候補は次々と予備選から辞退していき、オバマ vs ヒラリー・クリントンの一騎打ち対決と進んでいきます。

勝ち戦、そして、敵の自滅

一騎打ちの状況で、辞退した候補者たちは次々とオバマ支持に回ります。
そして、民主党内に一定の影響力を持つとされる人物のオバマに対する支持表明で、ほぼその勢いは決まりかけます。
そこにきて、ヒラリー・クリントンは“失言”をしてしまいます。
ヒラリー・クリントンが進める計画にオバマ陣営が批判していたことに対して、かちんときてしまったのか、「恥を知れ、オバマ」と“呼び捨て”で非難してしまったのです。
これには、多くのマスコミと民主党内から批判が起こりました。
彼女は必死に巻き返しを図りますが、今度は「負けそうになっても諦めない」という意味合いでたとえに出したロバート・ケネディが「オバマの暗殺が起きることを願っている」という“失言”にとられてしまいます。
それが決定打となり、彼女の負けは確定してしまったのです。
オバマは、いつものように、クールかつクリーンを徹底するだけで、まるで相手が勝手に自滅したような流れでした。